tunozemichanの日記 / tunozemichan's diary

SORD社のコンピューターM68やM68MXの解析についての備忘録です。This blog is a memorandum about the analysis of SORD's computers M68 and M68MX.

QC-10でFlashfloppyを使うときの設定

QC-10を入手しました。色々遊ぶためにはFDDエミュレータにしておいて損はありません。

今回、FlashFloppyを使ったのは、HxCのhfe形式では実機でエラーがでる為です。hfe形式への変換の際に、細かく設定できる方法があるのかもしれませんが、少なくともHxCFloppyEmulatorを使って、単純にExportボタンを押しただけでは生成したhfe形式ファイルは実機ではディスクエラーになります。

Flashfloppyの設定

QC-10のFDDEPSONのSD-321です。ピンアサインが見つかりませんでしたが、同じドライブしようした外付けFDDであるTF20のテクニカルマニュアルにピンアサインが載っていました。知りたいのは以下の二つです。

 

pin 2 --> N.C.

pin 34 --> \RDY

 

以上から、典型的なJapanease PCであることが分かります。

FlashFloppyのFF.CFGはこの情報があれば書けます。

interface = jppc

それ以外はデフォルトで問題ありません。

 

もっともハマったポイントは、GOTEKのジャンパピンの設定です。

JCとS0をジャンパします。これ重要です。

 

QC-10の多くのディスク、例えばCP/Mなどは最初の2トラック(0,1)の両サイドが256バイト/セクタで16セクタ/トラックであり、それ以後は512バイト/セクタ、10セクタ/トラックになっています。よってディスク1枚は、2*2*256*16 + 2*2*512*10 = 405504バイトになります。また、Skewは4になっています。

従って、FlashfloppyのIMG.CFGは以下のようになります。

 

[::405504]
cyls = 40
heads = 2
tracks = 0-1
  secs=16
  bps=256
  interleave=4
tracks = 2-39
  secs=10
  bps=512
  interleave=4

 

最初の1行はなにかというと識別子です。Flashfloppyでは名前を付けない場合、ディスクの総バイト数で識別します。