SONY SMC-777を入手しました。その動機は、SMC-777のFDDであるOA-D31Vが、SORD M23Pにも用いられており、その調査の為、そして最終的には手持ちのM23をM23Pにしたいというものでした。
とは言え、せっかく手に入れたので、なにか画面に文字でも出したいとも思っていました。しかし、本体以外何もついていないものを落札したので、なにもありません。
そこで、S-OS SWORDです。SMC-777版はOh!MZの1986年7月号に掲載されています。
以下に詳細を説明しますが、すべてわかっている人の為に先にディスクイメージを以下に置いておきます。ソフトやゲームを適当に入れてあります。
SMC-777用S-OS SWORDイメージ
S_OS_SWORD_1.d88 - Google ドライブ
なんとかディスクイメージが出来上がりましたが、アクセスする術がありません。
PC-6601の時にl3diskexにS-OS SWORDを選択できることを思い出しました。そこで、l3diskexのdataフォルダ内にあるdisk_types.xmlに1行加えました。
l3diskexのDiskBasicTypesをいじる
具体的には、下記、1DD-70-16-1のDiskBasicTypesにX1HU-1DDを加えるだけです。
これで、SMC-777用のS-OS SWORDのFDイメージにアクセスできるようになりました。
ファイルをイメージディスクに追加する
あとは、THE SENTINELやその他のサイトにあるMZT形式のファイルをDLして遊べます。THE SENTINELに書いてあるのですが、ここに置かれているOBJファイルの先頭18バイトは、S-OS SWORD上で実行する際には不要というかあると動かないので(ロードアドレスと実行アドレスが書いてあるので重要な情報ではある)、バイナリエディタなどでカットする必要があります。下記の例では、SAMEGAMEはロードアドレスと実行アドレスが3000hであることが分かります。これを記録して、その後、カットします。
l3diskexでファイルを追加すると、以下のようなウインドウが開きます。
ファイルの種類をBinにして、ロードアドレスと実行アドレスを先ほどカットした18バイトに書かれていた情報に一致するように入力します。
ディスクイメージをセーブして、SMC-777のエミュレータで確認します。
S-OS SWORDでは、ファイルの一覧は、「D」コマンドです。
SAMEGAMEをメモリにロードします。コマンドは「L」です。「:」の後ろはロードアドレスです。
実行アドレスである3000hにジャンプします。コマンドは「J」です。
SAMEGAMEが起動しました!