tunozemichanの日記 / tunozemichan's diary

SORD社のコンピューターM68やM68MXの解析についての備忘録です。This blog is a memorandum about the analysis of SORD's computers M68 and M68MX.

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

SORD M68のFDDサイド番号の指定方法が判明

導入という与太話 倍密度記録のセクタを読めるようになったので、CP/Mなど大きなプログラムをロードできる可能性が出てきました。しかし、その為にはディスクの裏側(Side1)も読めなくてはなりません。 FDDのシステムは、前回も触れましたがFDD、FDC、VFOです…

SORD M68のフロッピーディスクコントロールについて(その2)DMAを使う方法

今回もわりと日記的です。 結論から言うとDMAを使って、倍密度記録をデータの取りこぼしなくメモリにコピーできました。苦労したので、以下愚痴です。 迷走した話 前回、4MHzのZ80の処理能力の限界を知りました。SORD M68には当時のハイエンドマシン(約80万…

SORD M68のフロッピーディスクコントロールについて(その1)

今回は完全に備忘録です。まとめなどはありません。 基本的にフロッピーディスク(ドライブ)の制御は、フロッピーディスクコントローラー(FDC。SORD M68では、MB8877A)とパラレルI/Oチップ(SORD M68ではZ80PIO)との組み合わせで構成されています(VFOもありま…

【情報更新】SORD M68のBOOT ROM解析(フロッピーディスクコントローラーのI/Oポートアドレス判明)

FDD上にUniversal Monitor(機能限定版)を置くことができたので、実機で動作の確認を行うことができるようになりました。 これにより、FDCの各レジスタアドレス、Z80DMAのI/Oアドレスが判明しました。 FDCの各レジスタはやはり並んでいました。 FDCコマンド/…

devtermのプリンターをコマンドラインから使う(PDFも印刷可能)

devtermを入手しました。私が買ったのはプリンター付きです。このプリンターはシリアル接続になっており、CUPSシステム上で管理されています。プリンタ名は"devterm_printer"です。Webブラウザーからは普通に印刷を選べば、期待通りに出力されるかは別として…

Successfully launched Universal Monitor (limited functionality version) on SORD M68.

The speed of the analysis of SORD M68 BOOT ROM has slowed down. The reason for the delay is that there are few codes or values left in the disassembler code that can be used as hints. It seems to be impossible for me to guess by looking at…

SORD M68でUniversal Monitor(機能限定バージョン)の起動に成功

SORD M68のBOOT ROMの解析はいよいよ煮詰まってきました。残るのは意味不明なポートに0とか1とかヒントになりそうにない値を入れたりしているところばかりで、これ以上、紙と画面を見て推測するのは私の能力的に無理がありそうです。 そこで、現状分かって…

SORD M68のBOOT ROM解析(Z80CTCのアドレス判明)

SORD M68のCTCはZ80CTCで、これが二つ搭載されています。(便宜上CTC_A、CTC_Bとします)。Z80CTCの各チャンネルのアドレスを下記に記します。 CTC_A チャンネル0 : 0xfc チャンネル1 : 0xfd チャンネル2 : 0xfe チャンネル3 : 0xff CTC_B チャンネル0 : 0xd8 …

SORD M68のBOOT ROM解析(フロッピーディスクコントローラーのI/Oポートアドレス判明)(色々修正)

DMAの件で、手詰まりになったので、CP/M-68KのBOOT部分をディスクイメージのセクタから切り出して、逆アセンブルしました。トラック1、サイド0、セクタ1~3が当該部位で、これはZ80のコードで書かれています。 BOOT ROMに比べてものすごく読みやすいコード…