tunozemichanの日記 / tunozemichan's diary

SORD社のコンピューターM68やM68MXの解析についての備忘録です。This blog is a memorandum about the analysis of SORD's computers M68 and M68MX.

SORD M343SX-IIIキーボード解析(2)

キーボードの基板にはMC1489があり、RS232Cによるシリアル通信をしていることがわかる。

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MC1489はQuad Line EIA−232D Receivers。

これでかなり情報がわかった。写真右上のコネクタとの結線情報は以下の通りである。

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キーボード内部のICとコネクタの結線図

第8ピン以外のピンは明らかとなった。ここから先は最終的にはHD6303のSCIへと接続されていると思われる。HD6303のSCIのピンはP23がRxD、P24がTxDである。ここから調べていけば、上図のピンの役割はわかるはずである。

 

追記

内部コネクタからキーボードのピンとの結線情報は以下のとおりである。

 

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最上部のDIN8Pキーボードコネクタの図はコネクタのピンを正面からみた時の図である。中央の図がパネルコネクタで、上方をコネクタ接続部としている。

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パネルコネクタ。M68の基板から取り外したもの。