2021-01-01から1年間の記事一覧
はじめに 以前入手したPC-8801FHはキーボードがありません。88は本体は良くオークションに出品されますが、キーボードは滅多に出品されません。幸いにも、PC-8801FH以降のキーボードプロトコルを解析して公開してくださっている神のような方がいらっしゃるの…
SORD M243EXを入手しました。M243EXは、Z80マシンで、複数のシリアルポートを持っていて、これにターミナルをぶら下げて使う方法をSORDは提案していました。と言ってもターミナル自体も結構高いんですが。 早速バラして調べました。 まずは画面出力です。調…
ググればすぐ出てきますが、いちいち調べるのも面倒なので記載する。 1 --- +12V 2 --- GND 3 -- COLOR CLOCK 4 --- H-sync 5 --- V-sync 6 --- RED 7 --- GREEN 8 --- BLUE
NEC's PC-8801 series is the gold standard of Japanese hobby PCs. PC-8801FH was released in 1986. The MODEL 30 that I got was 168,000 yen. The first step was to replace the electrolytic capacitor and the rechargeable battery. I was lucky th…
ネットで調べると、FHはDRAMを追加で実装して、R104をショートするとMHになり、RAMが増えるとのこと。早速やってみました。基板のシルクにあるERAMはおそらくextend ramの意味だと思われます。さらにシルクにはNECのuPD41464を使用するよう書かれていますが…
NECのPC-8801FHを入手しました。結構汚れていたので分解して清掃します。 分解清掃中 心配していた電池の漏れもなさそうです。もちろん交換します。使われていたのはYUASAのNi-Cd充電池で、2.4V、30mAhのものでしたが、同じものはないので代替品をAmazonで…
Analysis complete at last!When I input a key from the M343SX keyboard, it was output to the terminal screen! At the same time, the fact that this was possible meant that the key code was an ASCII code. [Analysis results] The protocol is as…
ついに解析できました! Terminalでキーボードと接続し、キー入力を読み取ることができました。同時に、これができるということはキーのコードはアスキーコードであることも判明しました。 キー入力したものがターミナル画面に出ています。 プロトコルは以下…
In the end, I decided to remove the ROM inside the keyboard and read out the binary file. The ROM used in this keyboard, TMM2464AP, is compatible with 27C64, so I was able to read it out with an inexpensive ROM writer TL866CS. I was able t…
After much struggle, I was able to remove the PLL sub-board. As you commented, it was tightly soldered. PLL sub-board After removing the PLL sub-board and analyzing the circuit, I was able to obtain the following wiring diagram. However, i…
結局、キーボード内部のROMを取り外し、バイナリファイルを吸い出すことにした。TMM2464APは、27C64とコンパチなので私が使っているTL866CSで読み出すことができた。 逆アセンブラとして、DASMxを使ってアセンブラコードを得ることができた。 まず、注目すべ…
やっとPLLサブ基板を取り外せました。コメントを頂いた通り、ガッチリはんだづけされてました。 取り外したPLL基板。なぜか抵抗が焼損しているように見える。 これで解析が進み、以下のような結線図を得られた。しかし、本当にロジックICだけでできているよ…
I finally started to analyze the SORD M68 keyboard. It has been a struggle since my first attempt. Compared to the M68MX, there are so many general-purpose logic ICs and almost no dedicated ICs. In particular, apparently, all the circuits …
Hoping that the keyboard would work, I did some research and found out that the last unknown pin was -12V. Since it is the RS232C protocol, it naturally requires -12V. So, all the pin-outs were clear and ready to communicate with the keybo…
そろそろ、実際に動かせるんじゃないかと思っていろいろやった結果、コネクタの不明だった最後のピンが-12Vであることが分かった。RS232Cだと分かった時点で気づきたかった…。図を以下に示す。 ということで、すべてのピンアウトが明らかになって通信できる…
I checked around the HD6303RP and found that it was also using the SCI of the 6303. The following is the wiring diagram that I found out, although CTS and RTS are unknown, it is probably as shown in the diagram. Correction: Mr. Asakawa, a …
The keyboard board had an MC1489 mounted on it. From this, it was found that it was doing serial communication via RS232C. The MC1489 works as Quad Line EIA-232D Receivers. This information was clarified and is shown in the following figur…
I have only one keyboard made by SORD, and that is for the M323SX-III. I am hoping that by analyzing this keyboard, I will be able to gain some insight into the keyboard mechanisms of other models. Inner board of M323SX-III keyboard. HD630…
It is almost certain that the communication between the keyboard and the main unit of the SORD M68MX is serial communication via RS232C, as expected. The pinout of the CHARACTER CRT port is as follows. CHARACTER CRT port DB25pin 1 --- GND …
When I opened the very heavy enclosure, I found two boards placed on top of each other. The upper layer of boards appears to be the VRAM area directly connected to the graphics CRT port. The lower layer board contains the MC68000; if you l…
I got a SORD M68MX at an auction for 2000 yen. This blog is a record of my analysis of the M68MX and other SORD products. The SORD M68MX is a multi-function computer released in May 1985 (according to SORD's company history). 1983 saw the …
ようやくSORD M68のキーボードの解析を始めましたが、いきなり苦戦しています。M68MXと比べて、汎用ロジックICが多くて、高機能ICがほとんどありません。とくにキーボード周りはどうやら全て汎用ロジックICで構成しているようです。気が遠くなってきましたが…
さらに解析が進んだので記録する。HD6303RP周りを調べたところ、やはり6303のSCIを利用していた。以下に判明した結線図を示す。CTS、RTSが不明だがおそらく図の通りだと思われる。 元SORDの浅川倫之様からコメントを頂き、CTS、RTSではなく、DTR、DSR制御と…
キーボードの基板にはMC1489があり、RS232Cによるシリアル通信をしていることがわかる。 MC1489はQuad Line EIA−232D Receivers。 これでかなり情報がわかった。写真右上のコネクタとの結線情報は以下の通りである。 キーボード内部のICとコネクタの結線図 …
SORD M68MXが予想通り、シリアル通信によってキーボードと通信していることがわかり解析が進んだ。 CHARACTER CRTポート 25Pin 1 --- GND 2 --- Red 3 --- Green 4 --- Blue 5 --- BW 6 --- V-sync(負論理) 7 --- H-sync(負論理) 8 --- 不明 9 --- SN75188N:…
今現在、入手しているSORDのキーボードはM68用ではない。M68MX用でもなさそうだが、写真をみるととても良く似ている。プロトコルを頻繁に変えることはないと思われるのでまずはこの手元にあるキーボードを解析することにした。 HD6303というマイコンが入って…
SORD M68MXのCHARACTER CRTポートのピンアウト オシロを使用して、以下の点までは判明した。M68MXはM68のいわば廉価版であり、随所にコスト削減を図っている。背面ポートの大幅な簡素化はその一環と思われる。CRTモニタはキーボードポートを有しており、キー…
dosの環境が欲しくて、ヤフオクで2000円くらいでFMV-DESK POWER SEを落札しました。幸いなことに問題なく動いているのですが、メインPCとのやり取りを毎回フロッピーディスクでやるのは異常に時間がかかります。 幸い手元にGotek FDDエミュレーターがありま…
SORD M68MXについて このマシンの情報を必要とする人がいるとは思えませんが、備忘録として記載します。 SORD M68MXは、1985年の5月(SORD社の社史による)に発売された多機能コンピューターです。1983年にM68というMC68000とZ80を積んだコンピューターが発…